くせ毛特有のうねりや広がりにお悩みで、ヘアケアを見直したいと考えている方は多いのではないでしょうか。特に、水分と油分をバランス良く補給し、髪を扱いやすく導くヘアミルクに注目が集まっています。
市販されているヘアミルクには、様々な成分を解析して生まれた製品や、リニューアルされた新製品、さらには詰め替え用が用意されているものもあります。値段や定価を比較しつつ、ご自身の髪質に合った使い方や、匂い香りが好みに合うかどうかを確かめることが重要です。
また、ヒマワリヘアミルクのように、特定成分を売りにした商品や、マツキヨヨドバシドラックストアなどのどこで売ってるのか、実際に使った人の口コミ評判はどうなのかなど、購入前に知っておきたい情報もたくさんあります。
この記事では、くせ毛を抱える方に最適なヘアミルクの選び方から、おすすめの商品までを、WEBライターの視点で客観的に徹底解説します。
- くせ毛の種類とヘアミルクでのケアの重要性が理解できる
- 髪質や仕上がりの好みによるヘアミルクとヘアオイルの違いが明確になる
- 細い髪質や太い髪質など髪タイプに合わせた製品の選び方がわかる
- オルビスやビューティラボなど注目の人気アイテムの特徴と比較が把握できる
うねり対策に知っておきたいくせ毛に対するヘアミルクのメリット
うねり対策に知っておきたい、くせ毛に対するヘアミルクのメリットを解説します。くせ毛には先天的なものと後天的なものの2種類があることを踏まえ、まずはヘアオイルとくせ毛にはどっちが向いているかを比較します。
そして、髪質に合わせた選び方として、細い髪にはどのようなヘアミルクがくせ毛におすすめか、また太い髪にはしっとりタイプが適している理由を深掘りします。
さらに、毎日のケアが楽しくなるよう、好みの香りで選ぶポイントについても紹介します。手軽に試せるドラッグストアで買える市販品のおすすめにも注目してください。
くせ毛は先天性と後天性の2種類
くせ毛には、大きく分けて先天的なものと後天的なものの2種類が存在します。

先天的なタイプ、すなわち天然パーマは、その多くが遺伝によるものであり、根本的な髪質改善は難しい傾向にあると考えられています。このタイプのくせ毛は、子どもの頃からカールやうねりが見られ、特に湿度の高い環境で髪が広がりやすいという特徴があります。
一方、後天的なタイプのくせ毛は、日常の環境変化や髪へのダメージなどが主な原因です。例えば、カラーリングやパーマの繰り返しによる髪のパサつきや、キューティクルの乱れによる手触りの悪化などが挙げられます。
また、加齢に伴う髪内部構造の変化(エイジング毛)も、後天的なうねりやパサつきの原因となります。後天的な原因によるくせ毛は、日々の正しいお手入れやヘアケアによって、その状態を改善できる可能性が高まります。
ヘアミルクは、水分と油分を補給することで、乾燥による広がりを抑え、髪をまとまりやすくする効果が期待できます。
くせ毛に対してヘアミルクとヘアオイルはどっちが向いている?
くせ毛の方にとって、ヘアミルクとヘアオイルのどちらを選ぶかは重要なポイントです。
| 特徴 | ヘアミルク | ヘアオイル |
| 主成分 | 水分量が多く、油分は少なめ | 油分量が多く、水分は少なめ |
| 仕上がり | サラッと軽く、内部から保湿 | しっとりツヤ感、外部をコーティング |
| 向いている髪質 | 細い髪質、猫っ毛、ボリュームを抑えたくない方 | 太い髪質、硬い髪質、毛量が多い方、ツヤ感が欲しい方 |
| 主な効果 | 保湿ケア、髪の補修、ナチュラルなスタイリング | 髪のコーティング、ツヤ出し、熱・摩擦ダメージ保護 |
ヘアミルクは水分が多く、髪の内側にうるおいを与えてくれるため、乾燥によるパサつきやダメージケアに適しています。ライトな仕上がりを好む方や、髪のボリュームを落としたくない細い髪質の方との相性が良いでしょう。
対してヘアオイルは油分が多いため、髪の表面をしっかりとコーティングし、ツヤとしっとり感を与え、ボリュームを抑える効果があります。髪が太い方や硬い方、パーマやカラーなどでダメージが気になる方で、ツヤ感を重視したい場合におすすめです。
くせ毛対策としては、髪内部の水分・油分バランスを整えるヘアミルクで保湿し、その上からヘアオイルでコーティングするという併用が、乾燥による広がりを抑え、ツヤのあるまとまった髪に導く最も効果的な使い方と考えられます。
髪質に合わせた選び方:細い髪のくせ毛におすすめのヘアミルク
髪が細めで柔らかい方や、毛量が少ない猫っ毛の方には、「サラサラタイプ」のヘアミルクが特におすすめです。
サラサラタイプのヘアミルクが選ばれる理由
水分量が多めで、軽めのテクスチャーのヘアミルクは、髪に重さを与えすぎずにうるおいをチャージし、サラサラとした仕上がりが期待できます。とろみがあるタイプでも、ベタつきを感じにくいため、毛質の細い方でも使いやすいでしょう。
\おすすめのヘアミルク/
モモリ|さらりとまとまるヘアミルク
参考価格:880円(税込) / 115g
- ヒートプロテクト処方で熱から保護
- 同時にハンドケアも
細くやわらかい髪もからまりにくく、さらりとまとまることが特徴のヘアミルクです。蟠桃エキス(うるおい成分)や桃オイル(毛髪保護成分)が配合されており、ヒートプロテクト処方でドライヤーなどの熱からも髪を守ります。手に残ったミルクはハンドケアにも使える点も魅力です。
KAO|エッセンシャル CCミルク
参考価格:836円(税込) / 100g
- 高純度ハニー&プロテインで髪内部から潤いを
- 加水分解コラーゲンで保湿
高純度ハニー&プロテイン(保湿成分)配合で、コスパ良くしっとり感となめらかさを出したい方におすすめです。軽やかでみずみずしいテクスチャーが髪にスッとなじみ、細く柔らかい髪質でも重くなりすぎずにまとめやすいとされています。
細い髪質の方は、重いテクスチャーのヘアミルクやオイルをつけすぎると、髪がペタッとしてしまいボリュームが落ちて見える可能性があるため、軽やかな仕上がりを意識して選ぶことが重要です。
細い毛の方におすすめのヘアミルクはこちらの記事でもさらに詳しく解説していますので、是非参考にしてくださいね。
髪質に合わせた選び方:太い髪にはしっとりタイプ
髪が太い方、硬い髪質の方、または毛量が多い方でくせ毛に悩む方には、油分が多く「しっとりタイプ」のヘアミルクが適しています。
しっとりタイプのヘアミルクが選ばれる理由
油分が多いしっとりとしたテクスチャーのヘアミルクは、髪をしっかりと包み込み、よりツヤ感が増し、うるおいが長く続くため、髪の広がりやボリュームを抑えるのに役立ちます。また、パーマやカラーなどで髪のダメージが気になる方にも、高い保湿力と補修効果が期待できるためおすすめです。
\おすすめのヘアミルク/
Promille|プロミルミルク
参考価格:2,750円(税込) / 100g
- ベリーエキスでしっかり保湿
- 加水分解シルクで保湿力をアップ
プロミルミルクの成分一覧
水、ジメチコン、パルミチン酸エチルヘキシル、セテアリルアルコール、DPG、シクロペンタシロキサン、グリセリン、加水分解シルク、加水分解コンキオリン、アサイヤシ果実エキス、コケモモ果汁、ヒバマタエキス、ビルベリー葉エキス、ワセリン、PCA-Na、ゴマ油、シア脂、ホホバ種子油、BG、ステアリン酸グリセリル、ステアルトリモニウムクロリド、セテス-40、トリデセス-10、ポリクオタニウム-10、イソプロパノール、アミノプロピルジメチコン、ジメチコノール、フェノキシエタノール、香料
参考:Promille公式
ナイトケアとデイケアのどちらにも使える2wayタイプで、天然由来のベリーエキスやシルク成分が配合されています。しっとりとまとまる柔らかい髪へ導き、日中のスタイリング剤として使用した場合は、紫外線から髪を保護しつつツヤをキープします。
ビューティラボ| 美容液 補修ミルク もっととてもしっとり
参考価格:1,560円(税込) / (本体詰め替えセット)
- あんず油でしっかり保湿
- 加水分解シルクで保湿力をアップ
プロミルミルクの成分一覧
水 ジメチコン グリセリン PG エタノール ミリスチルアルコール ステアルトリ ニウムクロリド ハチミツ アンズ核油 テアニン コハク酸ジエチルヘキシル ラフィノース ヒドロキシエチルセルロース BG アミノプロピルジメチコン アモジメチコン ジメチコノール (C12-14)パレス-12 EDTA-2Na フェノキシエタノール 香料
美容液 補修ミルク もっととてもしっとり特にカラーやパーマによる髪の乾燥やダメージに悩む方におすすめされています。ハチミツやあんず油(保湿成分)が配合されており、コテやアイロン、紫外線などの熱ダメージから髪を守りながら、うるおいを感じるしっとりとした仕上がりを目指せます。
ビューティラボのヘアミルクはお近くのドラッグストアでも購入可能です。売っている場所をチェックしたい方はこちらの記事を参考にしてくださいね。
太い髪質やくせ毛の強い方は、保湿力とまとまりを重視し、油分を多く含む濃厚なミルクで、髪の芯からうるおいを補給することが、扱いやすい髪へと導く鍵となります
好みの香りで選ぶポイント
ヘアミルクは、毎日使うアイテムであるため、機能性だけでなく、好みの香りで選ぶことも大切なポイントの一つです。香りは、自分自身の気持ちを高めるだけでなく、周囲に与える印象も左右します。
華やかな香り甘い香り
フローラル系やフルーツ系の香りがおすすめです。これらの香りは、女性らしい優しく華やかな印象を演出できます。
\おすすめのヘアミルク/
エルジューダ エマルジョン
香りのイメージ:フルーティフローラル
ミルボンは香水のような香りも人気の特徴の一つ。サロンでもよく使われているアイテムです。ミルボンの香りランキングも紹介していますので、是非参考にしてくださいね。
清潔感のある香り
グリーン系やサボン系、あるいはムスク系などの香りが向いています。これらの香りは、清潔感と穏やかさを演出し、男性のメンズ向けアイテムにも多く採用されています。
\おすすめのヘアミルク/
kaminii|ヘアミルク
香りのイメージ:フルーティサボン
香りの強さへの配慮ただし、香りの選び方には注意が必要です。特に職場や公共の場など、シーンによっては香りが強すぎると周囲の方々に不快感を与えてしまう可能性があるため、控えめな香りや、無香料のアイテムを選ぶといった配慮も必要になります。
例えば、オルビスのエッセンスインヘアミルクのように、無香料であれば、お気に入りの香水やシャンプーの香りを邪魔することなく併用できます。
ドラッグストアで買えるおすすめの市販品
ヘアミルクは、美容室専売品だけでなく、ドラッグストアやバラエティショップなど、身近な店舗で手軽に購入できる市販品にも優秀なアイテムが多く存在します。
プチプラで手に入る注目アイテム
特に、購入のしやすさとコストパフォーマンスを重視する方には、プチプラアイテムがおすすめです。
これらのアイテムは、マツキヨなどのドラッグストアで実際に手に取ってテクスチャーや匂いを確認しやすく、また値段も手頃なため、初めてヘアミルクを使う方や、日常的にたっぷり使いたい方にも適しています。
通販サイトだけでなく、お近くの店舗で気軽に試せる点も大きなメリットと言えます。
くせ毛におすすめのヘアミルク16選
ここでは、くせ毛に効果的なヘアミルクの選び方を深掘りし、具体的な商品を紹介します。プチプラで簡単に手に入るものからサロン専売品まで。また男性におすすめのヘアミルクも紹介していきます。正しいケアでまとまる髪へ導く活用法をまとめます。
うるおいを閉じ込めるオルビスヘアミルク
オルビスのエッセンスインヘアミルクは、くせ毛の乾燥対策として非常に評価の高いアイテムです。
ORBIS エッセンスインヘアミルクの特徴
軽やかなテクスチャーでありながら、高保水ミルクが髪のうるおいを逃がさないように髪表面をコートします。これにより、髪のボリュームを落とさずにサラサラの仕上がりを目指すことが可能です。
特に、このヘアミルクはドライヤーの熱を味方につけて擬似キューティクルを形成するという特徴があり、心地よい指通りを実現します。
くせ毛へのメリット
- ボリュームダウンを避けたい細い髪質の方にも使いやすい軽やかな仕上がり。
- 熱ダメージ対策になるため、ドライヤーやアイロンを使用する方にも適しています。
- 無香料のため、他のフレグランスアイテムの香りを邪魔せず、香りに敏感な方にも使いやすいです。
- 毛髪補修成分入りの美容液と高保水ミルクが、髪内部のダメージを補修し、うるおいをキープします。
パサつきや乾燥による髪の広がりにお悩みで、かつ強い香りが苦手な方にとって、オルビスのヘアミルクは、日々のケアに取り入れやすい選択肢の一つとなります。
傷んだ髪のうねりにおすすめのビューティラボ
ビューティラボの美容液 補修ミルク もっととてもしっとりは、特にカラーやパーマの繰り返しによって髪が乾燥し、ダメージが気になるくせ毛の方に適したアイテムです。
ビューティラボ 美容液 補修ミルクの特徴
このヘアミルクには、保湿成分としてハチミツやあんず油が配合されており、濃密なうるおいを髪に与え、しっとりとしたまとまりのある髪へと導きます。
ダメージケアへの効果
- コテやアイロン、紫外線などの熱ダメージから髪を守る機能があります。
- うるおいを感じる「もっととてもしっとり」な仕上がりが特徴で、広がりやすいくせ毛のボリュームを抑え、まとまり感を出したい場合に役立ちます。
- 爽やかさの中に大人の色香が漂うクリスタルフルーティブーケの香りも魅力とされています。
ダメージをしっかりと補修しつつ、重すぎずにしっとりとした仕上がりを求める方にとって、ビューティラボは毎日のケアで手軽に取り入れられる選択肢となります。
プチプラでおすすめヘアミルク10選
市場には、くせ毛対策に特化したものから、高い保湿力を持つものまで、多様なプチプラ価格帯のヘアミルクが揃っています。ここでは、プロミルミルクをはじめとする人気のアイテムをご紹介します。
これらのプチプラヘアミルクは、それぞれ異なるコンセプトと成分を持ち、くせ毛の種類や仕上がりの好みに合わせて選ぶことが可能です。特に、エイトザタラソのように、スキンケア発想を取り入れた先行乳液タイプは、タオルドライ後に使うことで髪内部の水分チャージをサポートしてくれます。
プロ仕様ブランド、ミルボンにも注目
美容室専売品として知られるミルボンなどのブランドは、サロンでの知見に基づいて開発されており、自宅でもプロレベルのケアを求めるくせ毛の方から高い支持を得ています。
ミルボン エルジューダ フリッズフィクサー エマルジョン
ミルボンのエルジューダシリーズから、くせ毛・うねり対策に特化した「フリッズフィクサー エマルジョン」がラインナップされています。
くせ・うねりへのアプローチ
この製品は、くせ・うねりの原因とされる凝り固まったタンパク質にアプローチし、熱で動きやすい髪質へと導く成分が配合されているとされています。毎日のドライヤーでくせのある髪を扱いやすく、まとまりが続くようにサポートすることが特長です。
質感
ミルクタイプでありながら、くせ・うねりによってゴワつく髪をやわらかくまとめ、しっとり感とツヤ感を高めることが多くのユーザーの口コミで評価されています。
香り
フルーティーフローラルを基調とした、透明感と上品さのある香りが採用されています。
使用方法
タオルドライ後、適量を手に取り、中間から毛先に指を通しながら塗布し、手に余った少量を顔周りやトップ表面になじませてから乾かすことが推奨されています。
プロ仕様ブランドのヘアミルクは、成分や処方にこだわりが見られ、特にダメージが深刻な方や、頑固なくせ毛に悩む方にとって、高い効果が期待できる選択肢の一つとなります。
男性にもおすすめのメンズ向けヘアミルク
ヘアミルクは女性向けの商品が多いイメージがあるかもしれませんが、男性のくせ毛や剛毛などの髪質改善、ダメージケア、ナチュラルなスタイリングにも適したアイテムです。最近では、メンズに特化したヘアミルクも数多く登場しています。
メンズ向けヘアミルクの選び方とおすすめアイテム
メンズがヘアミルクを選ぶ際は、女性同様、髪質(細い髪にはサラサラ、太い髪にはしっとり)に加え、香りの好みやテクスチャーの軽さが重要になります。
男性のくせ毛対策では、保湿ケアによる髪のまとまりやすさの向上と、髪の素材を活かしたナチュラルなスタイリングができる点がメリットです。
皮脂量が多く頭皮臭が気になる場合は、シトラスやムスクなど爽やかな香りのアイテムを選ぶと、清潔感のある印象を演出できます。
まとめ:正しいケアでくせ毛をまとまる髪へ導くヘアミルク
この記事では、くせ毛のうねりや広がりに悩む方に向けて、最適なヘアミルクの選び方や、人気のアイテムについて解説しました。正しい知識と自分に合ったアイテムで、日々のヘアケアが変わります。
- くせ毛は遺伝性またはダメージや加齢による後天性に分けられる
- ヘアミルクは水分と油分のバランスで乾燥対策と髪の補修に適している
- ヘアオイルとヘアミルクは併用することでそれぞれの長所を活かせる
- 細い髪質には軽めのサラサラタイプがボリュームを落とさずおすすめ
- 太い髪質や硬い髪質には油分の多いしっとりタイプでまとまり感アップ
- 使用の際は、好みやシーンに合わせて香りの種類をチェックすることが大切
- ORBISエッセンスインヘアミルクは軽やかな仕上がりで熱ダメージ対策にもなる
- ビューティラボ補修ミルクはカラーやパーマのダメージ毛のしっとりケアに最適
- Promilleやエイトザタラソなど人気のプチプラアイテムも効果的
- ミルボンエルジューダフリッズフィクサーはプロ仕様のくせ毛うねり対策に注目
- メンズ向けヘアミルクも充実しており男性のくせ毛ケアやスタイリングにも役立つ
- ヘアミルクはマツキヨなどのドラッグストアや通販サイトで手軽に入手可能
- 最も効果的なタイミングはキューティクルが開くお風呂あがりのタオルドライ後
- 適量を手のひらで温めてから中間から毛先を中心に均一になじませる
- ヘアミルクを正しく活用し水分油分を整えることがまとまる髪への第一歩












